この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Gemini
第20章 海鳴り
ルカと私が花火を持って海へ向かっても、ノアは車の中から見ているだけで出てくることは無かった。


充電満タンのルカのスマホでいっぱい写真を撮りながら、花火をすべてやり尽くした。
自撮りのツーショもたくさん撮ったし、花火を持って走り回るルカを私がムービーを撮りながら追いかけたりもした。

「あー、楽しかったね♪」
潮水を入れたペットボトルに花火の燃え残りがいっぱいになっていった。
「ちゃんと撮れてんのか?さっきの」

「すごいいい感じで撮れてるはずだよ」

「ブレブレじゃん」

「あれー?あ、これ!これいい!」
噴き出し花火の光がキラキラ拡散して写っていた。
「いいって、ま、ある意味な」

「ママに送ってあげよう」
スマホを受け取ろうとして画面に触れてしまった。
「あっ…」
次の画像が大きく出た。キラキラとキレイな花火をバックに首を傾けてキスをしてるルカと私。

「こっち送れば?」

「ダメに決まってるでしょ!」

「そうか?オレ待受にしようかな」

「ダメだってばっ!!」

「うはははっ」

「ルカ!!」
ルカを追いかけていたら砂に足がとられてしまい、前につんのめりそうになった。

「あっ」
手を出して私を抱きとめようとしたけど、私の勢いのせいか、もしくは重さのせいか、一緒に砂浜に倒れ込んでしまった。
/463ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ