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Gemini
第20章 海鳴り
ルカと私が花火を持って海へ向かっても、ノアは車の中から見ているだけで出てくることは無かった。
充電満タンのルカのスマホでいっぱい写真を撮りながら、花火をすべてやり尽くした。
自撮りのツーショもたくさん撮ったし、花火を持って走り回るルカを私がムービーを撮りながら追いかけたりもした。
「あー、楽しかったね♪」
潮水を入れたペットボトルに花火の燃え残りがいっぱいになっていった。
「ちゃんと撮れてんのか?さっきの」
「すごいいい感じで撮れてるはずだよ」
「ブレブレじゃん」
「あれー?あ、これ!これいい!」
噴き出し花火の光がキラキラ拡散して写っていた。
「いいって、ま、ある意味な」
「ママに送ってあげよう」
スマホを受け取ろうとして画面に触れてしまった。
「あっ…」
次の画像が大きく出た。キラキラとキレイな花火をバックに首を傾けてキスをしてるルカと私。
「こっち送れば?」
「ダメに決まってるでしょ!」
「そうか?オレ待受にしようかな」
「ダメだってばっ!!」
「うはははっ」
「ルカ!!」
ルカを追いかけていたら砂に足がとられてしまい、前につんのめりそうになった。
「あっ」
手を出して私を抱きとめようとしたけど、私の勢いのせいか、もしくは重さのせいか、一緒に砂浜に倒れ込んでしまった。
充電満タンのルカのスマホでいっぱい写真を撮りながら、花火をすべてやり尽くした。
自撮りのツーショもたくさん撮ったし、花火を持って走り回るルカを私がムービーを撮りながら追いかけたりもした。
「あー、楽しかったね♪」
潮水を入れたペットボトルに花火の燃え残りがいっぱいになっていった。
「ちゃんと撮れてんのか?さっきの」
「すごいいい感じで撮れてるはずだよ」
「ブレブレじゃん」
「あれー?あ、これ!これいい!」
噴き出し花火の光がキラキラ拡散して写っていた。
「いいって、ま、ある意味な」
「ママに送ってあげよう」
スマホを受け取ろうとして画面に触れてしまった。
「あっ…」
次の画像が大きく出た。キラキラとキレイな花火をバックに首を傾けてキスをしてるルカと私。
「こっち送れば?」
「ダメに決まってるでしょ!」
「そうか?オレ待受にしようかな」
「ダメだってばっ!!」
「うはははっ」
「ルカ!!」
ルカを追いかけていたら砂に足がとられてしまい、前につんのめりそうになった。
「あっ」
手を出して私を抱きとめようとしたけど、私の勢いのせいか、もしくは重さのせいか、一緒に砂浜に倒れ込んでしまった。