この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Gemini
第21章 現実
沖縄から帰った翌日、和樹のLINEで目が覚めた。

[何回もしつこくごめん。今週時間あったら、こことかどう?興味ない?]

貼られたURLは、ハリネズミカフェへのリンクだった。

「かわい」
思わず口に出てしまうほど、コロコロしたチクチクの画像だらけで、見てるだけで癒される。

沖縄で通話したあの日からちょくちょくLINEが来てたけど、すべて未読のままで過ごしていた。


あんなにドキドキした相手だったのに…
ルカやノアとの関係が進んでしまった今では、LINEの通知をほんの僅かに煩わしく感じる瞬間すらあった。

手帳を見るとノアの家庭教師が数日後にあるだけだった。それなのに、私の指はそれを和樹に知らせるのを嫌がる。
結局そのままLINEを閉じてしまった。

「はぁあ…」

大きな溜息をひとつつくと、もう一度眠れそうな気がしてくる。完全なる現実逃避だ。

ベッドに横になったまま、Tシャツの中の自分の体をなぞる。
(こうやって…ルカに優しく触れて欲しい)

自然とその手は柔らかな胸を揉み、少し硬くなりかけた先端を挟んだ。

眠ろうと閉じていた目にはルカの顔が思い浮かんでいた。

(ルカに触れられたら…胸にキスしたいな…)

手の甲をそっと唇に当ててみる。
/463ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ