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Gemini
第21章 現実
指の関節に残った微かな赤い痕を指でなぞりながら、ママとテレビを見る。何度も時計を見ているのがバレないように、視線だけを行き来させる。
(ごめんね、ママ…)
自分が、自分の体が、こんな風にいらやしくなってしまったこと。ママに申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
しかも私が反応してしまう相手はママが一番に信頼してる甥っ子たちなんだから。
応援どころか、賛成すらして貰えない相手。
ましてや、ふたりともだなんて口が裂けてもママには言えない。
(こんなもの使ってお尻でなんて、絶対に1ミリも想像してないだろうな…)
ポケットの中のそれをギュッと掴みながら、ただただママの隣でテレビに顔を向けていた。
あと二週間もしたらまた学校が始まって、普通の毎日がくりかえされる。
ソファにもたれて目を閉じるとルカの笑顔が思い浮かんだ。それはすぐにノアになって、さっき私の爪にキスしたあの顔に変わった。
その瞬間、パンツがジュンッと潤んだような気がして、少し体勢を変えた。
「部屋、戻るね」
ママにそう言って部屋に入る。
指で触れるとじんわりと湿っていた。
そしてそのまま指先で小さな突起を引っ掻くように触る。僅かな甘い刺激に吐息が漏れる。
(もう待ちきれないよ…)
スマホでもう一度時間を確認しては、ため息をついてしまうのだった。
(ごめんね、ママ…)
自分が、自分の体が、こんな風にいらやしくなってしまったこと。ママに申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
しかも私が反応してしまう相手はママが一番に信頼してる甥っ子たちなんだから。
応援どころか、賛成すらして貰えない相手。
ましてや、ふたりともだなんて口が裂けてもママには言えない。
(こんなもの使ってお尻でなんて、絶対に1ミリも想像してないだろうな…)
ポケットの中のそれをギュッと掴みながら、ただただママの隣でテレビに顔を向けていた。
あと二週間もしたらまた学校が始まって、普通の毎日がくりかえされる。
ソファにもたれて目を閉じるとルカの笑顔が思い浮かんだ。それはすぐにノアになって、さっき私の爪にキスしたあの顔に変わった。
その瞬間、パンツがジュンッと潤んだような気がして、少し体勢を変えた。
「部屋、戻るね」
ママにそう言って部屋に入る。
指で触れるとじんわりと湿っていた。
そしてそのまま指先で小さな突起を引っ掻くように触る。僅かな甘い刺激に吐息が漏れる。
(もう待ちきれないよ…)
スマホでもう一度時間を確認しては、ため息をついてしまうのだった。