この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Gemini
第21章 現実
顔を赤くすることしかできないまま、一旦ノアを家に帰した。ウソがバレないように辻褄を合わせなくちゃいけない。

バッグの中のスマホに届いていたルカからのメッセージに返信してみる。

[おかえり。まだ夕ごはんには早いよね?]

[ お、やっと帰ってきたな。買い物は済んだ?]

[うん。バイトお疲れさま。少し休んでからでいいよ]

[ いいよ。みやげ渡しに行ったようなもんだし ]

[私、まだお腹すいてない、かも]

テンポよくやり取りしていたのに、ルカからの返事が途切れた。

とりあえず…

少し汚れてしまったパンツを、取り替えようかな。
洗濯物のカゴに入れて部屋に戻ると、またルカから届いていた。

[ オレ、餓死寸前なんだけど ]

[うそでしょ]

[ ほんと ]
同時に外廊下に面した窓をノックされた。
「カナデー」

「今開けるね」
玄関のドアを開けると、ルカが立っていた。

「いい子にしてたか?」
頭にルカの手がのった。

「ふんっ」
ごめんねルカ、私、悪い子だったよ。

「なんか…」
ルカが言いかけたくせに、突然キスしてくる。
優しく唇を辿る舌を感じて、私は自然と口を開いた。柔らかな舌を私も追いかける。

まだ触れていたかったのに、唇が離れた。
「久しぶり、だな」

そういって笑ったルカに、今度は自分からキスをした。

ついさっきノアと触れ合った唇のままで。

/463ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ