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Gemini
第21章 現実
もし誰かに見られても、いとこでごまかせるギリギリの距離感で、誰もいない家に向かう。

ドアに鍵を差し込む私の後ろから覆いかぶさった。
「早く…オレ死にそう」
私の髪に顔を埋めてる。

その熱い息を感じて、私の熱も上がってくる。

ドアが開くと、キスをしながら家に入った。
靴を脱ぐ前に、もう口の周りに溢れるほどのキスをしていた。

(私も…)
ルカにしがみつくみたいに抱きつく。

少しひんやりとしたフローリングの床に倒れ込みながらも、キスは続いた。こんな風に求められている事実が私を興奮させていた。

脱がせる時間も惜しむように、ルカが欲しいところだけを剥き出しにしていく。

「mon bébé…」
一番はじめに引き出された胸の先端は、もうどちらもルカに濡らされて、温かい口の中で順番に転がされた。

そこばかり構われるとキスがしたくなって、キスしていると別のところが寂しくなった。


ルカの手がパンツの中に入ってくる。

「ぁんっ…」
いきなり高い声がでて、恥ずかしくなる。

「オレもだよ」
ルカが私の手を自分のほうに導いた。
硬く大きくなって窮屈そうなそれを解放してあげたくなった。そうして、直接触れて…できることならそこにもキスをさせて欲しい。

ルカと舌を舐め合いながら、手探りでズボンの構造を確認する。

(ベルトはしてない…?これは…紐?)
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