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第22章 ハリネズミ

抜き差しの度にお尻を振って、ねっとりとした音をさせて私はルカに絡みついていた。
「やば…エロ…」

「ルカぁ…気持ちいっ……あぁんっ…好き…」

「オレも好きだよっ…カナデ…」

「あぁぁ…どうし……も…っ…イッ…ぅ゛…」

二人の足を伝い漏れていくとめどない水。すべてが解放されるようなこの感覚もクセになってきてる。

いつイッてるのかも分からなくなって、ただただ腰をくねらせて気持ちいいところを当てたり、避けたりしている。

私の腰を掴んでるルカの手を掴む。


ズゴッ…とルカが突き刺さった。
「あ゛っ……まっ……」

「あぁぁやば…まじ…」
根元まで収まりピッタリとくっついた私たち。


（ずっとこのまま…繋がってたい…）
気持ちよさとルカで満たされる充足感。
言葉の代わりに、ルカの手首を更に強い力で掴んだ。

「ぁう゛…」

ゆっくりと前後するルカの腰。
浴槽の縁に立てた足も辛うじて立ってる足も、ずっと震えてる。

「も、限界…」
タンタンタンタン
今までとはうって変わって、速くリズミカルに動き始めた。

「ぅ…ぁあ……締まってる締まってる…」

じょ…じょ…じょ…
ルカのリズムに合わせて溢れる潮。
私はもう声も出せない。

「……………っふ……ぐ…ぅっ」

「出すよ…カナデ……ぁぁっ…愛してる…」