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Gemini
第1章 家庭教師
「きゃ!」
体が反射的に逃げてしまう。

「そんなに毎回嫌がらないでよ、カナデ」
首を傾げるその仕草もノアだから絵になる。

「い、い、嫌がってるって訳じゃなくて…」

「そう?嫌じゃないんだ…じゃあいいや」
ノアは少しだけ嬉しそうに笑った。

「う、うん…」
何に対しての返事か自分でも分からなかった。


玄関まで送って、鍵を閉めた。
(はぁ…心臓に悪い…)

初めてのおでこキスは1ヶ月前、初めての授業のときだった。大した意味はないんだって分かってるけど、ほっぺたが赤くなるのは自分では止められない。

時々日本では考えられないコミュニケーションがあるから、おちおち気を抜けないんだ。


部屋に戻ってノアのスマホがベッドに置いたままなのを見つけた。どうせ追いつかないと思って、家の鍵をかけてからノアたちの家に向かう。
ノアは自分の家の玄関の前で、カバンの中を探してるとこだった。

「ノア!これ…」
近づきながら話しかけると人差し指を立てて、しーってジェスチャー。
「どうしたの?」
小声で話しかけると、首を傾げて誤魔化される。
「届けてくれてありがと」
またおでこに唇が近づいてくるのを感じて、目を閉じて心の準備をする。

<ああぁっ…ルカ…ダメぇ…>

部屋の中から女の人の声が聞こえてきた。いかにもなエッチな声は、経験のない私にだってさすがに理解出来る。

おでこにキスされると思ってたら、ノアの腕に抱き寄せられてた。
「聞こえちゃった?」

ふるふるふる…首を横に振るけど、顔が熱くなってきてるからきっと真っ赤になってるんだろうな。

「カナデにはちょっと刺激が強すぎるね」

ノアの腕の中だって十分すぎる刺激ですけど…
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