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Gemini
第23章 バランス

(次のママの夜勤の日は…)
スマホに入れたスケジュールを確認する。夜勤の日よりも前に、またノアの家庭教師の予定が入っているのが分かって、胸がギュッとなる。

ノアとルカの間で、シーソーのように心が乱高下してる。私はどうしたいんだろう…体の欲に振り回されてしまう私は、すでに〘普通〙じゃないのかな。


無意識に、ルカからの着信履歴をタップしていた。
プ…プ…と呼び出したのを聞いて、慌てて切る。

(なんて言うつもり?)

(ノアとが中途半端だったから…なんて、ルカがまた怒り出しちゃう)

ルカに会いたい。
キスしたい。
それから、優しくギュッてして欲しい。

[どうした?]
電話の向こうのルカの声は、明らかに寝起きだ。

「ルカ…会いたい…」

[なんかあった?いいよ、来れば?]

「今おうち?」

[ああ。誰もいねーし。…多分]
その言葉に、またエッチな想像が過ぎっちゃう私は、本当にやばい。

「分かった!すぐ行くね」


通話を終えて、リビングに行く。

「ノアが部屋に忘れ物してたから、届けてくるね」
スラスラと出た嘘を、ママは信じた。

「私、明日早いからもう寝ちゃうよ。喋ってくるなら、カギ持ってって」

「うん!」
つい、元気よく返事しちゃった。
嬉しくなっちゃったの、バレてないかな…。

私はスマホと鍵だけ持って、家の外に出た。
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