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Gemini
第25章 バースデー
「アイスコーヒー?麦茶?」
「どっちでもいいから、早く」
ソファに座って、私を手招きしてる。
「急いでるの?」
「そういう訳じゃないけど」
グラスにカランと氷を入れる。2つ目を入れようとしたところで、ルカがすぐ近くにまで来た。
「じゃ、麦茶ね」
注ぐとすぐ、一気に飲み干した。
「早っ!もっと飲…」
濡れた唇が私の唇に押し付けられた。冷たい舌に残っていた麦茶の味が口の中に広がって、次第にふたつの舌の温度は同じになっていった。
じゅっ……ちゅくっ…じゅっ…
時々唾ごと舌を吸われて、ルカにしがみつく。膝が勝手にカクカクと震えてしまう。
ルカとキスしてるのが嬉しい。
ルカの優しい手が私を支えてくれてるのが嬉しい。
ルカの肩に触れられるのが嬉しい。
ルカの熱い息が吐き出されるのが嬉しい。
ルカの唾液が私の中に滲み込んでくるのが嬉しい。
いつまでもキスし続けてくれるのが嬉しい。
言葉を忘れたみたいにずっとキスをしたあと、ルカが言った。
「会いたかった」
「…私も」
胸の中に抱きしめられている間、このままルカとベッドに行って…そう思っていた。でもそれは私だけだったみたいで、ルカは体を離すとまたソファに戻ってしまった。
2杯目の麦茶をテーブルに置くと、ルカは私のほっぺたに手を触れさせて微笑んだ。
「あさって、な」
「うん。ノアもでしょ?」
「らしい」
前髪を持ち上げて私のおでこを晒すと、そこに柔らかいルカの唇が触れた。
「途中であいつだけ帰そうぜ」
イタズラっぽく笑うルカ。本当にそれでもいいと思ってしまうほど、私の心はルカでいっぱいになっていた。
「どっちでもいいから、早く」
ソファに座って、私を手招きしてる。
「急いでるの?」
「そういう訳じゃないけど」
グラスにカランと氷を入れる。2つ目を入れようとしたところで、ルカがすぐ近くにまで来た。
「じゃ、麦茶ね」
注ぐとすぐ、一気に飲み干した。
「早っ!もっと飲…」
濡れた唇が私の唇に押し付けられた。冷たい舌に残っていた麦茶の味が口の中に広がって、次第にふたつの舌の温度は同じになっていった。
じゅっ……ちゅくっ…じゅっ…
時々唾ごと舌を吸われて、ルカにしがみつく。膝が勝手にカクカクと震えてしまう。
ルカとキスしてるのが嬉しい。
ルカの優しい手が私を支えてくれてるのが嬉しい。
ルカの肩に触れられるのが嬉しい。
ルカの熱い息が吐き出されるのが嬉しい。
ルカの唾液が私の中に滲み込んでくるのが嬉しい。
いつまでもキスし続けてくれるのが嬉しい。
言葉を忘れたみたいにずっとキスをしたあと、ルカが言った。
「会いたかった」
「…私も」
胸の中に抱きしめられている間、このままルカとベッドに行って…そう思っていた。でもそれは私だけだったみたいで、ルカは体を離すとまたソファに戻ってしまった。
2杯目の麦茶をテーブルに置くと、ルカは私のほっぺたに手を触れさせて微笑んだ。
「あさって、な」
「うん。ノアもでしょ?」
「らしい」
前髪を持ち上げて私のおでこを晒すと、そこに柔らかいルカの唇が触れた。
「途中であいつだけ帰そうぜ」
イタズラっぽく笑うルカ。本当にそれでもいいと思ってしまうほど、私の心はルカでいっぱいになっていた。