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Gemini
第7章 痕跡
「キス上手くなったね。ルカと練習した?」

「そうだとしたら…嫌いになる?」
自分でそう言っておいて、肯定してるのと同じだと気づいた。と同時に、ノアとあの人も…と理解した。

「好きだよ、小さくてかわいくて。大切な…」
続きを聞きたいのに、私の唇は最後まで待てずにノアの唇を奪ってしまった。エレベーターの続きをするように、長い長いキスをする。

ノアの指が私の髪をかきあげながら、耳を撫でてくれるのがゾクゾクするほど気持ちいい。晒された耳と首筋は、ノアの唇に触れてもらえるのを待っている。

いざ耳にキスしてもらうと、ノアのシャツにシワを作るほどにギュッと掴んでいた指から、自然と力が抜けてしまう。
ノアは私の耳を唇で挟みながら、ボタンを外してブレザーを脱がせた。私はただただ人形みたいに操られるだけだ。ベストのボタンをひとつずつ外されても、耳をなぞるノアの舌にしか意識がいかなかった。

おでこやこめかみ、瞼から鼻と至るところにキスしたノアの唇は、首筋からうなじ、そして反対側の耳までもキスで埋めつくした。

もう一度私の唇まで戻ってきてくれたときには、もう二人ともベッドに横たわっていた。


「ノア、私ね……んんっ…ノア…ふぅんっ…」
止まないキスはどんどん熱っぽくなっていく。体中あちこちがゾクゾクと反応してしまう。

お互いに向き合うと自然と足が絡まった。ノアは私が好きなように動くのを制するように、私の頭を抱えながらキスを続ける。
ノアの優しい指先に撫でられると、溶けかけてる私の体は更に形を無くしてしまいそうだった。

「かわいい顔してる、ma chérie」

ノアは私のほっぺを撫でたあと、ブラウスのボタンを外し始めた。
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