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Gemini
第7章 痕跡
ノアの美しい瞳が私のそこを見ているのを感じる。指で優しく開かれた。

「かわいいね…ヒクヒク震えてる」
ふぅっと息が吹きかけらただけで、唇の戒めは解け、荒い息が吐き出されてしまった。

「ここも美味しそう…」
ノアは指で私のそこを動かして、ピチュピチュと音をさせた。

「やっ…恥ずかしいっ…」
ノアの顔がそこにあるせいで、膝を合わせることができない。

チュッと一番初めに吸われたところは、昨日ルカにたくさん舐められたところだ。
「んっ………あぁっ」
ルカよりも格段に刺激が強くて、到底じっとしていられない。

「ルカとこの後どうしたの?」

ノアの舌はたった一つの場所をずっと弾く。
「ノアっ…待っ……んっあぁっ…待って…」
ノアの口から逃れたくて自然と足が突っぱる。右足は腰を高く上げ、左足はまっすぐに伸びながらビクビクしてしまう。

「ぁ………………」
込み上げてくる快感に勝手に意識が集中していく。パチンと何かが弾けて、一気に気持ちよさに飲み込まれた。

ここまできてやっと呼吸をするのを思い出す。
「はぁっ…ノア……はぁ…待ってって…」

「まだ答えてないよ、カナデ。次は何?」
首を横に振る。
「ルカとしたの?この続き」
首を振りつづける。でも、だからって、次は指でされましたとは言いたくなかった。

「ノア…本当に、ちょっと…待って」
「どうして?ルカはそう言われて待ったの?」

「こんなノア…嫌」
まるで尋問するみたいに、怖くて意地悪な顔している。私はベッドの端から落ちかけていたブラウスを手に取って体を起こした。


「待って、カナデ」
ノアは私を捕まえてすっぽりと腕の中に抱きしめた。
「ごめん…カナデ。ごめんね。」
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