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アンケートから生まれた Love story
第2章 漫画みたいな終わり方・始まり方
イケメンは声まで綺麗。
そそくさと退散しようとした怪しい私を、なぜか彼が呼び止めた。
「今、羨ましいって言わなかった?」
「……言いました」
「それって俺のこと? どうして?」
どうしてって聞かれても……
「単純にカッコイイ人だなって思ったからです。
見た目が綺麗な男の人は、大半の女性に好印象を与えると思います」
「それで?」
「芸能事務所にご所属なのか、それとも既に有名なお方なのか。
存じ上げませんがきっと華やかな世界にお住まいなのかと…」
「ははっ。
ないない。どんな妄想してるんだよ」
「……!」
う、わ。
凄い。
思わず笑った彼の白い歯が見えて、椅子から吹っ飛ばされるかと思った。
イイ男の笑顔の攻撃力って、計り知れない。