この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
アンケートから生まれた Love story
第6章 結婚の条件

── 通話を切る直前、画面の向こうが回転してたから
直接向かい合っていたなら、俺は投げた携帯で殴られていたってことだ。

はい、最低で結構です。
言われてねぇけど、きっとそう思われているだろーな。

余韻に浸ることなく、スマホをポケットにしまうと


「タカ」


ラウンジ内で喫煙エリアを区切る、透明のガラス扉。
呼ばれた方向に振り返ると、腕を組んだ蓮さんが扉を背に立っていた。


「……蓮、さん」
「心配するな、今来たとこ」
「……」
「最後のバイバイしか聞いてない」


最後って言っちゃってるじゃん。
バイバイの前の会話を聞いてたから、その表情なんじゃねぇのかな。

まぁ、この人には何聞かれても全然構わねぇけど。


「すみません、戻ります」
「いや、俺も休憩」
「あ、じゃあ俺出します。なに飲みますか」


蓮さんに並んでコインケースを取り出す。
ポケットの中でスマホが揺れてるけど、もう無視すると決めた。


「お前やめたんじゃなかったか?」
「これ電子タバコです」
「それならここに入らなくていいだろ」
「いやダメですよ、多分」




/453ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ