この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
アンケートから生まれた Love story
第7章 間違ってないよ


「……あの、タカくん」


港側へと続く、鉄道廃線跡を利用したウッドデッキの橋。

金曜の夜を楽しむ多くのカップルが、楽しそうに行き来しているけど
……1時間前の出来事を、ここで話さずにはいられない。


「ちょっと聞いてもいいかな」


私の歩幅に合わせて進んでくれている彼に、恐る恐る切り出してみる。


「どうぞ」
「……姫宮という男性を知ってる?」
「え? なに?」
「姫宮、蓮……です」


‟ 駅前のカフェで、会って具体的な相談に乗ってもらう日だって聞いてる ”

‟ 大丈夫、詳しい話は聞いてねぇから。怖がらせたいわけじゃねぇんだ”


……今思い出しても、どこに大丈夫な要素があるというのだ。
昔から顔が広そうだとは思っていたけど、こんなにも近い所にいるなんてことがある?


「……ひめみや れん」


私があまりにも食いついた顔をしているから
名前を繰り返した後、タカ君は足を止めた。


「さぁ? どんな奴?」

「髪は茶髪で……今はだいぶ落ち着いてたけど。
当時は、口が悪くてチャラチャラした遊び人と言われていました」

「当時?」

「だけど、センス抜群でキラキラしてて
……本当はきっと優しい人」




/453ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ