この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
アンケートから生まれた Love story
第7章 間違ってないよ

煙の出ない煙草を咥えて、タカくんは前を見てそう呟いた。


……本気になっていた?


結婚する前はSEXはしないって、条件を出した私に
戸惑いながらも、デートを重ねた最後に了承してくれた彼。

私の部屋に転がり込む形で、ほぼ同棲みたいになって
いい大人なんだし干渉しないって決めたから
帰ってこない日があっても、特になんの疑問を持たないでいた。


……だけど


「……本気だったなら
何も言わずに、出て行ったりしないよね……?」


ぐっと胸を押さえて、声を絞り出す。

彼は、なんの特徴も無い苗字と名前だって言っていて
年齢と誕生日も近いね、なんて笑い合ったあの日も

偽物だったって事実が分かった今は……流石にこたえる。


「それを今から確かめに行くんだろ」


私の肩を左手で軽く叩くと、タカくんは視線を広場に戻した。


「独身で自由の身だけど、特に金遣いの荒さは無い。
捕った300万にも、まだ手を付けている様子はなかった」

「……!」

「この1週間で足取りを掴んで、行動パターンを把握したら
今夜ここで誰かと待ち合わせをすることが、昨日分かった」

「……」

「相手は知らねぇが、詐欺師の仲間なら証拠の材料になるからな」
だから急遽あんたを呼んだんだ」





/453ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ