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アンケートから生まれた Love story
第7章 間違ってないよ


「殴ったあとの捨て台詞、俺が今考えてやる」
「……ぷっ///」


真面目な顔して言うもんだから、思わず吹き出してしまった。


「捨て台詞って……その前に色々聞かなきゃいけないのに」
「言い訳する意識だけ残してやりゃいい」
「ちょっと、怖いから!」
「顔笑ってるぜ」


そう指摘されて、慌てて自分の頬を押さえる。

軽快な冗談で、あっという間に緊張が解れた。


「こんな公共の場では何も出来ねぇだろうけど。
万一ってこともあるから、危険な目に合わないようにとりあえず待機で」


すごいな、タカくん。
彼がここに居てくれるだけで、こんなにも心強い。

すぐ後ろに居るあの人に、何を言われても大丈夫な気がしてきた。


「9時前に落ち合うはずだってのに、相手が来ねぇな」


タカくんが立ち上がって、周りを見渡したから
私も全神経を集中させる。


……都心からも、住んでいた家からも離れた場所。
今となっては疑う余地のある、千葉と聞いていた職場からも遠い。

金曜の夜、こんな夜景の綺麗なところで待ち合わせ。


‟ 独身で自由の身 ”


このシチュエーションでは、ある程度の覚悟は出来ている



……はずだった。





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