この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
アンケートから生まれた Love story
第7章 間違ってないよ


─── 冷たい氷の塊が、溶けていくように

鎖で繋がれていた心が解けていく



たった1人でいいの

言う通りに生きてきても、失敗ばかりで

33歳にもなって
自分の心と足で、人生を歩めないダメな私に


大丈夫って 
間違ってないって


優しい嘘でいいから

包み込んでくれる人がいてくれたのなら……




「ありがとう、タカくん」

「……!」

「私、今夜あなたに
……傍に居てもらえてよかった」


彼のシャツに、添える自分の手が震えてる。
もう、寸前まできてる。


「しえりさ…」
「だめ、見ないで」


少しだけ体を離そうとしたタカくんを、下を向いて拒んだ。

……今、彼と目を合わせたら
確実に止まらなくなってしまう。


「……なんで我慢するの」
「帰り道は別々でお願い」
「……は?」
「家に帰るまで、堪えたいの」


また30分も電車に乗るのに、ここで崩れるわけにはいかない。


「それ絶対無理だから」

「大丈夫。もう少しすれば落ち着くから…」

「あのさ、なんでもう解散みたいな空気にしてるわけ?
離れないよ、俺」

「……!」

「ここで離すわけねぇだろ」




/453ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ