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アンケートから生まれた Love story
第8章 2人の夜と、秘密
タカくんが豪快に吹いた。
「あはは、なんだよそれ。RPGじゃねぇんだから」
「だ、だってタカくんが盛るから…」
「あんたの最終目的は、魔物を倒すってこと?」
こ、こんなに笑うところ初めて見る///
イケメンの屈託ない笑顔……なんて可愛いの……っ
「やべー、今年イチ笑った」
「……」
「マジで意味不明だけど」
目を細めた彼がかっこよすぎて、見惚れていた私。
体の向きを変えたタカくんが、私の左手を取った。
「分かったよしえりさん。
俺があんたを助ける」
「……!」
「守備力と攻撃力……あとなんだっけ。
hit pointが低下しないように、完璧な装備アイテム用意するわ」
「……ぷっ///」
話の展開が完全に迷子になったのに
真面目に言うから、思わず私も笑ってしまった。
いいなぁ、こーいうの。
ほっこりして、こんなに優しい気持ちになる。