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アンケートから生まれた Love story
第9章 花火
「旨かったな、飯」
ウッド調の柵に、腕を置いて海を眺めていると
後ろからタカくんが近付いてきた。
「腹いっぱいになった?」
「もう大満足。 感動する程美味しかったわ」
「俺、あともう1コース食えたと思う」
……その細い体のどこに入っていくのかしら。
ルーズシルエットの白のトップスに
アウトドアブランドのショートパンツ
カジュアルなのに品があって
もう何を着ても間違いないコーデで溜息しか出ない。
「……!」
突然
後ろから腕を回されて、ぎゅっと固定された。
……今日初めての密着。
心臓がドキッと跳ねる。
「それで。 どの辺をどう、準備してきたの?」
「……えっ?」
「一昨日より格段に綺麗なんだけど」
へっ!?
~~~今
今、綺麗って言ってくれた?
「ほ、本当?///」
「昼に待ち合わせした時からそう感じた」
わぁぁ嬉しい!
バクバク脈打って凄いことになってるけど、めちゃくちゃ嬉しい。
ありがとう、急遽前日予約を捻じ込んで
頭の上から足の指先まで120分スペシャルコースを施してくれたエステティシャンのお姉さま……!