この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
アンケートから生まれた Love story
第9章 花火


……なにを見られたら困るの?

深い意味はないのだろうけど
タカくんの声で言われると、変な方向に想像力を掻き立てられてしまう。


「……」


柵を背にして、手摺に腕を付けて
空を仰いだ彼の横顔を、隣りからそっと見上げる。

……夜風が髪を揺らして
目を閉じている長い睫毛も、高い鼻も、唇も


「……あなたの方が、綺麗」


遠くから、大勢の花火の見物客の声が聞こえて
カウントダウンが始まったから、歓声に紛れて呟いてみた。


……4つ歳下のこの人と、出逢えたのは偶然で

本来は絶対に関わらない位置に居る人で

お互いの価値観も違うし、ゴールも違うところにある



‟ 俺は
過去一度だって、そんな理想を描いたことはない ”

‟ 2人の道は真っ直ぐで、永遠に交差しないってこと ”
 


……もしも、このまま

道を逸れて休憩中の私が
新たに進みたいと思ったその先で

いつかあなたの道に辿り着くって……想像したらダメかな……






/453ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ