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アンケートから生まれた Love story
第9章 花火
「タカくん
改めて、本当にありがとう」
「……!」
「……私を、助けてくれた」
タカくんの腕にそっと触れた。
……すぐに彼の右手が、私の手の甲に重なる。
「どういたしまして。
あんたのすぐ口に出てしまう独り言のお陰で、俺は今ここにいる」
「……!」
「そう思えば、悪くないだろ?」
わ、心臓直撃///
笑顔の彼を見て、キュンと胸が狭くなって
なんかもう、ドキドキして大胆な気持ちになっちゃう。
「……!」
彼の腕を、手繰り寄せて
背伸びをして頬にキス……
したかったけどギリギリ届かなかった。
「……し、失敗……」
「はは、マジで可愛いな」
左腕を私の肩に回すと
今度はタカくんが、顔を私の方に近付けてくれて
「ん……」
斜め上から落とされたキス。
彼の柔らかい髪が触れる。
「……っ ん……」
すぐに捻じ込まれた舌
絡めて、途切れ途切れで息をして
あっという間に私の体を熱くしていく。