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アンケートから生まれた Love story
第10章 軋み
ハテナマークを頭に浮かべた私を見て、秋が苦笑いをして肩を竦めた。
「昨日の夜中、メールで報告したんだ。
‟ 正式に僕の彼女になりました ” って」
「……!」
「未遂、のまま更新してなかったから。
真剣だってことを直ぐに伝えたかった」
……報告? 未遂?
というより、彼女!
彼女って……///
なによりもその一言に、ドキドキしてしまうんですけど……!
「そしたら、絵文字・スタンプ無しで
‟ ふざけんな ” 」
「……!」
「メールで済ませるな、説明しろ、俺が納得するように今すぐ
……ははっ、怖ぇー」
最初こそ焦った様子だったけど
画面を見ながらスクロールする彼は、もう笑ってしまっている。
「ねぇ秋、一体誰に…」
「会社の先輩」
「……えっ?」
「普段はこんな口調悪くねぇんだけどな。
あんたの事になると人が変わる」