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アンケートから生まれた Love story
第11章 後遺症
  

「……姫宮くん、私…」


私に出来るなら……と口にしようとした時


「しえり」


姫宮くんと並んで座る、ソファの後ろから
私の名を呼ぶ冷たい声に遮られた。

……今までどこに居たのか知らないけど
その冷たい声に、心が淀んでいく。


「新幹線の時間があるから、帰るわ」

「……!」

「今日一日、あなたはしっかり反省しなさい。
明日以降、また私から電話するから」


……なに、それ。
何を言ってるの?


「……迷惑な子だったわね」


振り向いて声を失った私に
革のバッグを持ち直した母は、大きな溜息をついた。


「急に倒れるから、こっちの気分まで悪くなったじゃない。
あんなに青ざめて、震えて」

「……っ」

「体調管理も出来ないなんて。
しえり、あなたの見つけてくる男は揃いも揃って…」

「お母さん!」


全身にザワッと虫唾が走って、勢いよく立ちあがった。


……すぐ近くに姫宮くんがいる。

秋が居たときと同じ状況になったって、気付いたけど
……ダメだ、怒りが込み上げてきて抑えられない。





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