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アンケートから生まれた Love story
第11章 後遺症


── 私に言ってくれた言葉よりも
秋への伝言の方が、何倍も心に響いた。


出口に向かう、2人の後ろ姿が見えなくなるまで
私の心臓は大きく鼓動を繰り返していたけど

深呼吸をしたら
体の中心にすっと一本の線が入ったみたいに、真っ直ぐ立つことができた。


“ タカが直接告げたことが、きっと全てだから。
俺達が何かしなくても、シェリーはもう分かってるよね ”



「……お母さん」


母と向き合って、こんなに穏やかな気持ちなのは何年ぶりだろう。

ここでもう一度、自分の気持ちをぶつけることもできるし
気の済むまでとことん言い合うこともできる。


……だけど、今の私は



「私、お母さんから離れます」

「……!」

「離れて、もう一度自分を見つめ直します」


逃げることと同じだと思う。
ちゃんと向き合って納得してもらわないと、意味が無い。

それでも

この一歩が、いつかきっと自分自身の求める答えに繋がる気がする。




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