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アンケートから生まれた Love story
第13章 逢いたい


── 細くてスタイル抜群の秋


それでも私の体はすっぽりと包み込まれて
……温もりが伝わってきて泣きそうになる。


「……っ」


……あぁ、私
自分が思っていた以上に、秋に逢いたかったんだな……

言葉に出来ない程の、愛おしさが溢れて
この人の雰囲気も匂いも、なにもかも全てが

狂おしい程好きで仕方ないって、私の全身が叫んでいるみたいだ


「……秋…」
「── 逢いたかった」


ぎゅっと抱きしめられて、秋が小さく呟いた。


「しえりさん
病院に運ばれて離れたあの日から、本当はずっと逢いたかった」

「……!」

「退院して、休み明け仕事に戻った後も
あなたのことばかり考えてたんだ」


背伸びするほど強く引き寄せられているけど
苦しみはまったく感じない。


「あんなメールを送っておきながら
今更どの面下げて連絡するんだよって思ったら、情けなくて。
……携帯を持つ手が動かなかった」

「……っ」

「怖かったのは俺の方だ」





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