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アンケートから生まれた Love story
第3章 問答無用で引き受けろ
「てめぇのタイプだったとか言うんじゃねぇだろうな」
足を組んだ瀬名さんがチッと舌打ちする。
「既にお前が騙されてるんじゃねぇの?
信じないね俺は。そんな身震いするようなサムイ出会い」
「蓮さん、この人のどこが変わったんですか」
「それで? その後に会話してどうしたの?」
連れてきた張本人なのに、無視しながら話を進める蓮さん。
「……その後は」
羨ましいとかかっこいいとか、月並みなお世辞を並べてきて
受け流す言葉を拾って突っかかってきたから
俺も言い返した……そう、ここから全てが狂った。
‟ あなたは普通では無いですよ ”
‟ 私はまさにその ‟普通” を人生の目標として掲げ、日々生きています ”
・・・怖。
今思い出してもマジで意味不明だ。
『普通』に辿り着くまで ‟ 指示 ” してくれる人がいるって、ヤバイ世界にいるに違いねぇ。
あのカフェでさっさと退散していれば良かったのに。
時差呆けの頭だったから、自分に防御指令が出せなかったんだ。