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アンケートから生まれた Love story
第14章 いつまでも、幸せに
── 離れていても、過ごした時間は短くても
こんなにも秋を想い、秋を愛しているのね……
言葉にならなくて
私も、もう涙腺が崩壊してしまった。
「……俺、は…」
きっと寸前の秋も、声が擦れてしまっている。
「周りに支えられて、助けてもらって生きてる。
蓮さんに瀬名さん……それに、新しく出逢った人達にも」
「……!」
「 ‟ ヒメ ” と、しえりさん。
……みんな優しくて、温かく包んでくれる人だ」
「……っ」
「だから、俺も
そんな彼らと同じように、いつか強くなれるように…」
「秋」
秋の言葉を、優しく止めて
お母さんが微笑んだ。
「あなたは初めから
誰にも負けない強さと優しさを持っているわ」
「……っ」
「そんな秋を、周りの皆さんはちゃんと分かってくれていて
秋の傍に寄り添ってくれるのよ。
……誰がなんて言おうと、間違いないわ」