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アンケートから生まれた Love story
第16章 伏線回収.。.:*☽
「待てよユーリ。
きちんと “ あらすじ ” から整理しようぜ」
楽しい空気を瞬時に感じ取って、反応した瀬名が
煙草を咥えたままニッと笑い、身を乗り出して参加を表明した。
「タカの女が、姫宮と蘭と同じ会社に勤めていて
それ以前にお前らと同じ大学の先輩だった」
「「……!」」
「学年が2つ違うし、本来は接点があるわけじゃない。
……だけど大学2年・若干ハタチの時、 ‟ 何か ” が起きていた」
「「……!!」」
「当時毎日のようにつるんでいた、ユーリと夏輝が何故か知らない空白。
完全に過去に葬った筈の、パンドラの箱」
「「〜〜!!」」
「 “ 困った時は何でもする ” と、約束までしていたのに
記憶の彼方に忘れ去ろうとしていた……不可解な何かが」
・・・瀬名。
めっちゃ楽しそうだなおい。
オブラートに包むとかしないのネ、お前の営業スタイル。
俺が口封じられましたけど。
目の前の2人なんて
グラスを持ったまま、顔面蒼白で固まってますけど。