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第16章 伏線回収.｡.:*☽

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─── 捻くれて性格の悪い私は、友達が異常に少ない。


大人になればなるほど
心を通える人、安心できる人を見つけることは難しいけど


……私は幸せものだ。


「蘭ちゃん、本当にお酒が強いね♡
羨ましい～～」

「ね、素敵よね。
私なんて、蓮と一緒に１日中動けなかった日があったわ」

「うんうん、私も記憶なくてヒメに怒られるよ。
毎回だけど」

「ふふっ、私も同じ」


女性客やカップルが大半を占める、半個室のイタリアンバル。

私の正面の席に並んで座る、美和さんと瑠璃さんが笑い合った。


美和さん、ほんと可愛い。
瑠璃さん、ほんと綺麗。


月一どころか毎日でも会いたいと思う、歳が１つ上の２人と
お洒落な空間で美味しいお酒を嗜めるなんて


「……嬉しい。超、楽しい」


ジーンとして、思わず独り言を呟いてしまう。


……何もかも葵のおかげだって
心からそう思って感動に浸っていた


その時だった。