この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
アンケートから生まれた Love story
第5章 スコール
~~ってヤバッ!
私どこから声に出して喋ってた!?
思わず身を乗り出した上体を、急いで後ろに引っ込める。
平常心を取り戻す為にアイスティーのグラスを持ち上げると
「好きなんだよ」
私の動揺を気にする様子もなく、彼がサラリと言い放った。
す、好き!?
好きって!?
「普段スーツだし、休日もあるのかねぇのかってくらい少ないけど。
なんだかんだで学生の時から服には金使ってる」
「……!」
「あんたの会社のブランドも、いくつか持ってるぜ。
店も行ったし……ここから近い所どこだっけ」
「ぎ、銀座!です」
「そう、そこ。
営業時間内に行けないから、大抵ネットだけど」
私の会社のファッションブランドを知っている!
そうか、渡した名刺を見てくれたんだ。
……この人が商品モデルしてくれたら
普通に広告としてそのまま掲載できてしまいそう。
妄想が膨らんでしまう……