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小夜
第6章 あめにぬれて(承前)
「駄目だよ、小夜」

……そのとき、小夜をえぐりながら、お兄さまが言った言葉を、小夜は一生忘れないでしょう。

「嫌がるなんて許さない」
「ようやく今夜、俺と小夜は」

「愛しあえたんだからね」


……お兄さま
お兄さま

小夜のすべてを支配し、奪ったお兄さま

小夜はこの言葉を思い出すたび
絶望の底に落とされていくのです


「愛してるよ、小夜」
「愛してる」


……愛……?
これは愛なの……?
こんなに悲しくて、つらくて、苦しい、心が死んでいくような交わりが……?


「ふふ……小夜のおまんこが、俺を、俺のペニスを愛しているよ」
「こんなに締めつけて……うねってる……」


違う。
これは愛じゃない。

小夜を愛してほしかったけれど。
これは、この暴虐は愛じゃない。


「小夜……いいよ。凄くいい」
「なんて淫らなからだなんだ……」
「小夜はこうして愛しあうために生まれてきたんだよ……」


でも……これが……
この残酷な交わりが、お兄さまにとっての愛というなら……


小夜の悲しみは 苦しみは
どこに
何に
すがればいいの
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