この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
小夜
第6章 あめにぬれて(承前)
助けて

「無駄だ」

小夜を助けて

「誰も小夜を助けない」

小夜は嫌

「小夜のからだは気持ちいいよ」

……誰か お願い 小夜を 愛して

「こんなに愛しあっているじゃないか」


闇の中 救いを求めてつぶやく言葉を
ひとつひとつ つぶされて


もう言葉は意味をなさず
小夜は揺さぶられ 泣きじゃくり
けだものに貪られる生贄として
苦しみ喘ぐ
ただそれだけの存在

それでも小夜は
救いを

愛を

虚空に向かって求め続けていたのです


ああ
今までもきっと そうだった

それはきっと 神への祈り
すがるべきものを すべてなくした
哀れな 惨めな 弱く 小さな者が
生きるための最後の抗いとしての

叫び


……そして
求める小夜に 啓示のように
それは小夜のからだにあらわれました
/111ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ