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小夜
第6章 あめにぬれて(承前)

痛い
気持ちいい
苦しい
気持ちいい
壊れる
気持ちいい
壊れる こわれる コワレル
気持ちいいの……
小夜は気持ちいい
小夜のおまんこは気持ちいい
お兄さまのペニスを入れられて
いじめられて
いたぶられて
引き裂かれて
愛が壊れて
心が壊れて
砕けて
バラバラになって
死んでいきながら
それでも小夜は気持ちいいの
「小夜、俺の小夜」
「イクんだ、小夜」
「そうだ、その顔だ」
「俺を狂わせた淫らなメスの顔だ」
「小夜……あさましい姿をさらせ……!」
お兄さまが小夜にキスする
小夜のすべてを 完全に奪うために
からだのすべてがつながった姿で
小夜の初めてを
小夜がペニスで迎える最初の絶頂を
お兄さまのからだのすべてで感じるために
お兄さまのからだとペニスが激しく動く
小夜の中に
小夜のおまんこの中に精液を注ぐため
お兄さまがずっと望んできた
小夜を汚しきる その瞬間に向けて
ああ!
ああ!
ああ!
ああ……っ!
お兄さまのからだが一瞬こわばり
小夜のからだと完全に重なって
小夜の奥に
小夜のおまんこの奥に
どくどくと
強く 激しい お兄さまのいのちが
幾度も 幾度も……
そして小夜は
お兄さまのからだのすべてを受け止めた小夜は
お兄さまのいのちが
小夜に染み込んでいくのを感じながら
悦びを
からだが灼きつくされそうな
からだが溶けてなくなりそうな
死んでしまいそうな快感を
そして小夜は
壊れて こわれて……

