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飛べないあの子
第5章 EpisodeⅤ
明け方にふと目が覚めた。
目の前に慧の寝顔が見えて、一瞬その状況に混乱する。

(そうか・・・・・・私、寝ちゃったんだ・・・・・・・)

服は着ていて、おそらくシーツも綺麗なものに取り換えられていた。

薄暗い部屋の中、寝息を立てて眠る慧の無垢な美しさにしばし見惚れる。
慧は凛の手を握って眠っていた。

誰かと一緒のベッドに眠ることが苦手なはずなのに、慧が隣にいるのはむしろ安心するから不思議だ。

慧の手のぬくもりを感じて、凛は再び眠りに落ちた。



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