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年上彼女
第1章 年上彼女
最近覚えたお酒(本当は未成年だから・・・)の酎ハイを鞄に隠して
扉をノックした。
 「開いてるから入って来いよ」と2階の剛の部屋から「野球の応援者のような」のぶとい、
声が響いた(この声を耳元でささやかれたら女性なら子宮に響くのだろうな)秀雄も思わずへんな
想像をしてしまって、耳が熱くなるのを覚えた。

 なんどもお邪魔してるリビングなので落ち着いて座っていると、2階から剛が下りてきた。
いつもと変りない白い歯からこぼれる歯をみせながら携帯電話で誰かと話している。
 そこの公園を抜けたほうが人に会いにくいよとか・・・女性としゃべってことは容易に感じ取れた。
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