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寵愛の小鳥
第6章 目隠しの小鳥
怖くて体をよじって抵抗するけれど、
拘束されてるから全然動けないし、
男の人の片腕にガッチリと腰を捕まれた。

「んぅぅっやぁぁっ!
だめ、だめだめだめぇっっ!!」

怖い波がどんどん押し寄せてくる。
地面についてる膝と、
浮いてる腰がガクガクと震え出す。

腰が弓なりにしなると、
コートに埋めてた顔が耐えきれずに空を仰ぐ。

知らない波はもう、
限界まで押し寄せてきてるのに、
男の人の指は止まらないどころか速度を上げたうえに、
下着の中へ滑り込んできた。

女の子の一番大事な所の奥に
男の人の指が沈んでいく。

「あっ…あぁぁっ」

異物感にびっくりして波が一度引くが、
男の人の指がすぐにその波を何倍にもしてしまう。

くちゅくちゅと水音がする恥ずかしい部分の奥に、
指が掠れて、瞼の裏がチカチカとする。

「ひぁぁっっ!?」

突起を弄られた時よりも、
何倍もお腹の奥に響く中への刺激に、
お腹の奥の集まっていた感覚が爆発した。

「ぁあっっ…!!…はっ、あ、ぁぁっっ!!?」

ビクビクと身体中が痙攣を起こして、
腰やお尻は大きく揺れる。

目がチカチカして、
電流が走ったみたいに身体が動かなくなる。

空を仰いだ身体は男の人に支えられながらまた、
コートに顔を埋める。

(今のが…イクって…感覚、なの…?)

友人同士で恋愛の話や、
そういう行為の話を全く聞いた事が
無い訳じゃないけれど、
恥ずかしいのもあったし、
何より理解ができなくて流し聞いてた。


その時聞いた単語の意味が
こんなにも強烈な快感だなんて思いもしなかった。
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