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寵愛の小鳥
第8章 籠の中
鳴き声を聞かれたくなくて、
必死にベッドに顔を押し付けて涙が止まるのを待つ。

(聞かなきゃ、問い詰めなきゃ…早く、涙、止めなきゃ…)

ずっとこのベッドで寝ていても
仕方ないから、

涙が止まってから
ベッドサイドに置かれた服に袖を通す。

明らかに女物のネグリジェと
まだ袋から出てないショーツは
私の好みにぴったりで、

他の女性の物なのか、
私の為に用意されたのかわからない。

ちらりと部屋にあった鏡で自分を見ると、
泣き腫らした酷い顔で、
明日は学校に行けそうもないなぁと
ため息をつく。

立ち上がると少しふらつくけど、
お兄ちゃんと話をしなきゃ、
許せる物も許せないし…

まだ、顔を合わせるのも辛いけど、
きっとあれは悪い夢だったとか、
暴漢に襲われた私をお兄ちゃんが
連れてきてくれたとか、

そんな夢みたいな話で、
私を慰めて、
いつもみたいな兄妹に
なれないかなって…

まだ、ほんの少しだけ夢見ながら、
ドアを開けた……。
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