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寵愛の小鳥
第12章 嘘から出た真…
「…あぁっここで終わり…!?」
ついつい見続けたドラマは
決まって良いところで終わってしまう。
この作品ももちろんそうで、
続きが気になるシーンで
今日の放送分が終わってしまった。
作品に出てる役者さんも、
作品のタイトルも覚えたから、
自分で調べればいいんだけど…
気になるような、
これ以上観るのが怖いような
気持ちだけ残ってしまった。
そんなタイミングでドアの方でガチャリと音がして、
お兄ちゃんが帰ってきた気配がした。
一瞬もっと早く帰ってきたらドラマの内容的に何を言われるか解らなかったからヒヤッとしたが、心を落ち着けようと大きく息を吐いた。
「ただいまー、ことり、体調どうだ?」
「ん…おかえり、お兄ちゃん。熱っぽさは無くなったと思うけど、まだ熱計ってないや」
「そっか、ちょっと見せてみ」
「!?」
さも当然のように近寄っておでこを合わせられ、
動揺から固まってしまった私はお兄ちゃんをそのまま見つめてしまった。
「ん…平気そうかな…」
「じゃ、ないよね…!?近い!
ま、まず手洗ってきて!!」
「ん、おー、ごめんな、わざと」
真っ赤になりながら怒るとにやりと笑ったお兄ちゃんが軽く舌を出しながら離れていく。
今までもこんなに近かったんだっけ?
わ、私どんな態度取ってたっけ??
と困惑しながら考えてみるが、
今までの事はあんまり思い出せない。
たぶんお兄ちゃんが告白とか色々したから開き直ってるんじゃないかなって感じが強いけど…。
ついつい見続けたドラマは
決まって良いところで終わってしまう。
この作品ももちろんそうで、
続きが気になるシーンで
今日の放送分が終わってしまった。
作品に出てる役者さんも、
作品のタイトルも覚えたから、
自分で調べればいいんだけど…
気になるような、
これ以上観るのが怖いような
気持ちだけ残ってしまった。
そんなタイミングでドアの方でガチャリと音がして、
お兄ちゃんが帰ってきた気配がした。
一瞬もっと早く帰ってきたらドラマの内容的に何を言われるか解らなかったからヒヤッとしたが、心を落ち着けようと大きく息を吐いた。
「ただいまー、ことり、体調どうだ?」
「ん…おかえり、お兄ちゃん。熱っぽさは無くなったと思うけど、まだ熱計ってないや」
「そっか、ちょっと見せてみ」
「!?」
さも当然のように近寄っておでこを合わせられ、
動揺から固まってしまった私はお兄ちゃんをそのまま見つめてしまった。
「ん…平気そうかな…」
「じゃ、ないよね…!?近い!
ま、まず手洗ってきて!!」
「ん、おー、ごめんな、わざと」
真っ赤になりながら怒るとにやりと笑ったお兄ちゃんが軽く舌を出しながら離れていく。
今までもこんなに近かったんだっけ?
わ、私どんな態度取ってたっけ??
と困惑しながら考えてみるが、
今までの事はあんまり思い出せない。
たぶんお兄ちゃんが告白とか色々したから開き直ってるんじゃないかなって感じが強いけど…。