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透明人間になって私の初体験を見届けてくれます?
第1章 幼なじみからの頼み
翌日の午後1時、駅前でサヤと待ち合わせ。そこは、サヤと彼氏との待ち合わせ場所でも、ある。
僕は自宅で服を全脱ぎすると、チンポあらわのすっ裸で透明化コートをかぶった。そして自宅を出て、待ち合わせ場所へ。
彼氏との約束の時刻より10分早く、行った。

「うわっ???」
サヤは僕をひとめ見て、わっと声を上げ、そして慌てて手で口を押えた。
サヤは、顔を真っ赤にし、そして怒ったような表情をして
<お、お、おにいちゃんッ!そのカッコは、どういうつもり?>
と僕の脳内に直接、言葉を送ってきた。
「どうせ、サヤと彼氏のセックスを見て…、サヤがかわいいお乳お尻すっ裸でエロ悶えるようすしか見えないけど、それを見てオナニーするから、な!」
僕は、声を口に出して答えた。サヤ以外の人間には、僕の声は聞こえない。
サヤは、呆れた表情で僕を見、そして僕の胸やおなかや、そしてチンポやキンタマもじろじろと見て頬を赤らめていた。

さて、駅前は人通りが多い。
その中ですっ裸に透明化コートをかぶっている状態。僕は、気分爽快だ。コートを脱いだら、即、変質者だ。
「サヤちゃん、お待たせー」
サヤの彼氏が、登場。しかし、僕には見えない。
もし見えたとしたら、超絶イケメンな男子が目の前に立っていたことだろう。
高身長、スポーツをやっている系の筋肉なカラダ、元気で活発なキャラ。美少女なサヤとは、お似合いのカップルだ。
「じゃ…、行こうか…」
彼氏、名を健太という。
<おにいちゃん、健太が来たよ。行こう>
サヤに促され、僕は歩き始めた。

僕には、サヤがラブホへの寂しい道を一人で歩いているようにしか見えない。
ただ、その道の片側にカラダを寄せているので、もう片側に健太がいるらしいことはわかる。
僕は2人の後ろを、歩いた。サヤのかわいい短パンおしりがプリプリと振れるのを見ながら。

そして、ラブホに着いた。
部屋を選び、エレベーターに乗ったサヤ、健太(僕には見えない)、そして僕(透明)。
ふと見ると、サヤが、カラダをぐぐっとそらし、顔を上にあげ口を開いて目を閉じて、舌をべろべろさせ始めた。そのかわいい口から、よだれが染み出している。
まるで、エアキスをしているよう。
そう、サヤは、健太とキスをしていた。
不思議な光景だが、サヤがウットリとした表情。
「サヤ、幸せかい?」
僕が声をかけると、サヤ
<うん。とっても幸せ>
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