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MOTHER(マザー)
第1章 MOTHER(マザー)
「アタシはあんたらのことは一生うらみ通すけん…どんな形でわびてもダメよ!!」
しえは、泣きそうな声で菜水に言うた。
「それじゃあ、どうすれば許してもらえるのよぉ…」
「インポテンツ野郎(一磨)が殺された時に保険会社から支払われた1億円の保険金を全額出しなさいよ!!」
「そんなのないわよ…一磨が死亡した時に出た保険金は全額福祉関係に寄付したからうちにはないの…」
「ふざけんなよクソババァ!!それならば同額分の品物を強奪するわよ!!」
ブチキレを起こした菜水は、桐だんすが置かれている部屋に上がり込んだ。
由水は、ブチキレを起こした菜水を止めに入った。
「やめてください…お願いですから冷静になってください…」
「離してよ!!離してよ!!」
(ドカッ…)
右足で由水をけとばした菜水は、桐だんすの中身をあさり始めた。
この時、最高級の琉球絣(りゅうきゅうがすり)5反を強奪した。
「なによこれ!!」
「やめて~…それは義父母さまの亡くなった娘さんの形見の品です~菜水さんやめて~…」
「はぐいたらしい女ね!!あのクソババァが保険金を使い込んだけんカネがないと言うのであれば、この着物で払うしかないのよ!!」
「やめてください!!」
(ドカッ!!)
右足で由水を激しくけとばした菜水は、鋭い目つきでイカクしてからこう言うた。
しえは、泣きそうな声で菜水に言うた。
「それじゃあ、どうすれば許してもらえるのよぉ…」
「インポテンツ野郎(一磨)が殺された時に保険会社から支払われた1億円の保険金を全額出しなさいよ!!」
「そんなのないわよ…一磨が死亡した時に出た保険金は全額福祉関係に寄付したからうちにはないの…」
「ふざけんなよクソババァ!!それならば同額分の品物を強奪するわよ!!」
ブチキレを起こした菜水は、桐だんすが置かれている部屋に上がり込んだ。
由水は、ブチキレを起こした菜水を止めに入った。
「やめてください…お願いですから冷静になってください…」
「離してよ!!離してよ!!」
(ドカッ…)
右足で由水をけとばした菜水は、桐だんすの中身をあさり始めた。
この時、最高級の琉球絣(りゅうきゅうがすり)5反を強奪した。
「なによこれ!!」
「やめて~…それは義父母さまの亡くなった娘さんの形見の品です~菜水さんやめて~…」
「はぐいたらしい女ね!!あのクソババァが保険金を使い込んだけんカネがないと言うのであれば、この着物で払うしかないのよ!!」
「やめてください!!」
(ドカッ!!)
右足で由水を激しくけとばした菜水は、鋭い目つきでイカクしてからこう言うた。