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はらぺこ魔王さまのお食事係!【完結】
第22章 【第二十二話】いっしょなら、おいしい
イェリンはそう言われ、大きくうなずいた。
それから改めて、頭を下げた。
「お許しくださるばかりか、わたしなどにも気に掛けてくださるとは。ありがとうございます!」
「セラと歳が近いというだけで採用したからな。不本意な異動だっただろう?」
「最初はそう思いましたけど、今は違います!」
「ほう」
「セラさまにお会いできて、よかったと思ってますし! そ、それに陛下にも感謝してます!」
とってつけたようなお礼の言葉ではあったが、イェリンらしいと思い、ルードヴィグは笑った。
「ルードはイェリンをいじめすぎ」
ムッとしたセラフィーナの声に、ルードヴィグは苦笑した。
「イェリンをいじめる者は、だれであろうと許さない」
「セラはそんなにイェリンが気に入ったか」
「ん」
セラフィーナには今まで、歳が近い人がいなかった。それもあるが、イェリンはセラフィーナから見てもかわいらしく、しかも気が合ったのもあって、あっという間に好きになっていた。
「それではイェリン、末永く頼むぞ」
「はいっ、喜んでっ!」
入室するときとは違って、生き生きとしてイェリンは退室した。
それから改めて、頭を下げた。
「お許しくださるばかりか、わたしなどにも気に掛けてくださるとは。ありがとうございます!」
「セラと歳が近いというだけで採用したからな。不本意な異動だっただろう?」
「最初はそう思いましたけど、今は違います!」
「ほう」
「セラさまにお会いできて、よかったと思ってますし! そ、それに陛下にも感謝してます!」
とってつけたようなお礼の言葉ではあったが、イェリンらしいと思い、ルードヴィグは笑った。
「ルードはイェリンをいじめすぎ」
ムッとしたセラフィーナの声に、ルードヴィグは苦笑した。
「イェリンをいじめる者は、だれであろうと許さない」
「セラはそんなにイェリンが気に入ったか」
「ん」
セラフィーナには今まで、歳が近い人がいなかった。それもあるが、イェリンはセラフィーナから見てもかわいらしく、しかも気が合ったのもあって、あっという間に好きになっていた。
「それではイェリン、末永く頼むぞ」
「はいっ、喜んでっ!」
入室するときとは違って、生き生きとしてイェリンは退室した。