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はらぺこ魔王さまのお食事係!【完結】
第49章 十一*求婚
それに、とアルベルティーナは続ける。
「別にヴィクトルが何者でも、あたしがヴィクトル以外は嫌なの」
「…………」
「だから、結婚しろ」
「はい」
「最初からそうやって返事しておけば良かったのよ! ったく、なんなのよ」
アルベルティーナはやさぐれていたが、ヴィクトルはスッキリしていた。
「今度は逃がさないからね、覚悟なさい」
「はい」
こうして、ヴィクトルとアルベルティーナは無事に結婚した。
それからの二人は子宝に恵まれ、三男二女の子どもが出来たという。
魔族に子どもが出来にくいというのはどこからきた状態だ。
ちなみに余談だが、アウグストを出産した後の子作り解禁は思ったより長くて、結婚してから半年後だったという。
ヴィクトルはようやくの解禁に喜び勇んだが、しかし、ケヴィンが出歯亀にくるという羞恥プレイ再びということもあったが、思いを遂げた。
ヴィクトルは蜜月よろしくアルベルティーナを三日間、離さなかったという。
ケヴィンは結局、生涯独身で、予定どおりにアウグストが継いだという。
【終わり】
「別にヴィクトルが何者でも、あたしがヴィクトル以外は嫌なの」
「…………」
「だから、結婚しろ」
「はい」
「最初からそうやって返事しておけば良かったのよ! ったく、なんなのよ」
アルベルティーナはやさぐれていたが、ヴィクトルはスッキリしていた。
「今度は逃がさないからね、覚悟なさい」
「はい」
こうして、ヴィクトルとアルベルティーナは無事に結婚した。
それからの二人は子宝に恵まれ、三男二女の子どもが出来たという。
魔族に子どもが出来にくいというのはどこからきた状態だ。
ちなみに余談だが、アウグストを出産した後の子作り解禁は思ったより長くて、結婚してから半年後だったという。
ヴィクトルはようやくの解禁に喜び勇んだが、しかし、ケヴィンが出歯亀にくるという羞恥プレイ再びということもあったが、思いを遂げた。
ヴィクトルは蜜月よろしくアルベルティーナを三日間、離さなかったという。
ケヴィンは結局、生涯独身で、予定どおりにアウグストが継いだという。
【終わり】