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はらぺこ魔王さまのお食事係!【完結】
第26章 【第二十六話】会談
ルードヴィグはそれだけ言うと、立ち上がった。セラフィーナも続く。
「まぁ、おまえの言い分も一理ある。このままでは魔族が滅びる。だが、それでもいいと俺は思っている」
「ルード?」
「魔族は、人間に迷惑をかけてまで存続させる価値はない」
ルードヴィグはそれだけ言うと、セラフィーナの手を取り、会議室を後にした。
二人は無言で廊下を歩く。
すれ違う人たちはみな、ルードヴィグに道を譲り、頭を下げてきた。
セラフィーナはルードヴィグの言葉を反芻していた。
人間に迷惑をかけてまで存続させる価値はないと言い切ったルードヴィグ。
セラフィーナはそこに不安を覚えた。
「ルードヴィグ」
「なんだ? 先ほどの話なら、少し待て」
「ん」
確かに、ここで話す内容ではない。
だからセラフィーナは口を閉じ、ルードヴィグを先導に廊下をひたすら歩いた。
「まぁ、おまえの言い分も一理ある。このままでは魔族が滅びる。だが、それでもいいと俺は思っている」
「ルード?」
「魔族は、人間に迷惑をかけてまで存続させる価値はない」
ルードヴィグはそれだけ言うと、セラフィーナの手を取り、会議室を後にした。
二人は無言で廊下を歩く。
すれ違う人たちはみな、ルードヴィグに道を譲り、頭を下げてきた。
セラフィーナはルードヴィグの言葉を反芻していた。
人間に迷惑をかけてまで存続させる価値はないと言い切ったルードヴィグ。
セラフィーナはそこに不安を覚えた。
「ルードヴィグ」
「なんだ? 先ほどの話なら、少し待て」
「ん」
確かに、ここで話す内容ではない。
だからセラフィーナは口を閉じ、ルードヴィグを先導に廊下をひたすら歩いた。