この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
はらぺこ魔王さまのお食事係!【完結】
第33章 【第三十三話】魔王さまの伴侶となったお食事係!

初めて知る事実にセラフィーナは目を丸くして、ルードヴィグを見た。焦げ茶のルードヴィグを想像したが、できなかった。
「しかし、白金の髪に紫の瞳か。それでもきちんと魔族なのが面白い」
「どこが魔族なの?」
見た目ではまったく分からないが、人間と魔族の見分け方なんてあるのだろうか。
「見た目じゃない、魔力があるかないかだ」
「ん?」
「セラの腹の中にいたときから分かっていたが、俺よりも魔力があるな」
そう言って、ルードヴィグはセラフィーナにねぎらいのキスをした。
「エリオット」
「ん?」
「子どもの名だ。エリオットだ」
「ん」
エリオットと名づけられたルードヴィグとセラフィーナの息子だが、アーベルとアリシアの子どもであるカタリーナと結婚して、魔王を継ぐことになるのだが、またそれは別の話。
ルードヴィグとセラフィーナはその後、二人の女の子に恵まれる。やはり二人ともセラフィーナの白金の髪に紫の瞳を譲り受け、見た目も愛らしく、高嶺の花と言われて結婚相手に苦労することになる。
その後もセラフィーナはルードヴィグの伴侶でお食事係として死ぬまでずっと、側から離れなかった。
【終わり】
「しかし、白金の髪に紫の瞳か。それでもきちんと魔族なのが面白い」
「どこが魔族なの?」
見た目ではまったく分からないが、人間と魔族の見分け方なんてあるのだろうか。
「見た目じゃない、魔力があるかないかだ」
「ん?」
「セラの腹の中にいたときから分かっていたが、俺よりも魔力があるな」
そう言って、ルードヴィグはセラフィーナにねぎらいのキスをした。
「エリオット」
「ん?」
「子どもの名だ。エリオットだ」
「ん」
エリオットと名づけられたルードヴィグとセラフィーナの息子だが、アーベルとアリシアの子どもであるカタリーナと結婚して、魔王を継ぐことになるのだが、またそれは別の話。
ルードヴィグとセラフィーナはその後、二人の女の子に恵まれる。やはり二人ともセラフィーナの白金の髪に紫の瞳を譲り受け、見た目も愛らしく、高嶺の花と言われて結婚相手に苦労することになる。
その後もセラフィーナはルードヴィグの伴侶でお食事係として死ぬまでずっと、側から離れなかった。
【終わり】

