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はらぺこ魔王さまのお食事係!【完結】
第43章 五*子作りの実践って、なんで三人?
 ヴィクトルはアルベルティーナをベッドに誘った。
 ベッドに押し倒し、ヴィクトルはアルベルティーナにキスをする。
 娼館で遊ぶときはキスなどしたことなかったし、したいとも思わなかった。
 だけどアルベルティーナは違った。
 キスをして、どろどろに溶かしてとろとろになったナカに突っ込んで、奥に吐き出したい。
 そんなこと、思ったのは初めてだ。

「じゃあ、子作りを実践してもいいんだな?」

 唇を離し、ヴィクトルはアルベルティーナに確認をしたが、慣れない上に息を吐かせぬキスのしすぎでくらくらなようだ。

「アルベルティーナのナカにおれのこれを挿入れて、ぐちゅぐちゅのどろどろにして、最奥に子種を注いでいいんだな?」

 言い方を変えたところでアルベルティーナはまだふわふわしていて、朦朧としている。

「アルベルティーナ」
「ん?」

 手足に力が入らないようで、気だるげだ。
 それがひどくヴィクトルには蠱惑的に見えた。

「──おれを引き止めたんだ、覚悟はできているよな?」

 ヴィクトルは答えを求めず、アルベルティーナの服を脱がしながらねっとりとキスをした。
 アルベルティーナの口内をくまなく舐め回し、歯列をなぞり、たどたどしい動きの舌に絡ませ、唾液を注ぎ込む。
 とろんとした瞳で、ヴィクトルのするがまま。
 ヴィクトルはアルベルティーナの服をすべて剥ぎ取った。
 着痩せするタイプなのか、胸は思ったより大きく、腰の辺りの丸みもほどよくあり、ヴィクトル好みだ。

 ヴィクトルがアルベルティーナの身体を堪能していると、ようやく正気に戻ったケヴィンが近寄ってきた。

「ケヴィン」
「ん?」
「子作りを見たいのか?」
「もちろんだとも」
「それなら、そこで見ていればいい」
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