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はらぺこ魔王さまのお食事係!【完結】
第44章 六*勢いで……
 ケヴィンを少し離して、ヴィクトルはアルベルティーナをかわいがることを再開する。
 アルベルティーナの肌は気持ちが良くて、ヴィクトルの手のひらに吸い付いてくる。
 肩を撫で、首筋に舌を這わせ、吸い付いて赤い印をつける。後で文句を言われてもそんなことは知らない。
 アルベルティーナは最初、ぼんやりしていたが、ヴィクトルが与える刺激を徐々に上手く拾うようになってきて、小さな啼き声が聞こえ始めた。

「アルベルティーナ」
「ん」
「気持ちいいか?」
「分かんない」

 初めてならばそんなものだろうとヴィクトルは思う。
 今後、交わりが増えれば徐々にその感覚が分かるようになって、気持ちよくなるだろう。

 ヴィクトルの手はアルベルティーナの肩から胸へと移動する。
 たわわに実ったアルベルティーナの胸は、ヴィクトルの手のひらにおさまらない。
 強弱をつけてこねていくと、アルベルティーナの口からため息がこぼれはじめた。

「ぁ……んっ」

 赤い果実を口にくわえ、頂を舌で転がす。
 反対はヴィクトルの指でこねていく。

「ぁ、ぁっ」

 アルベルティーナの啼き声に、ヴィクトルの剛直はかたくなっていく。早く挿入れろと主張してくるが、まだアルベルティーナをほぐしているところだ。
 ヴィクトルはアルベルティーナに腰を押しつけて、剛直を主張しておく。
 胸をもっとかわいがりたかったが、それは後でも出来る。
 だからヴィクトルはアルベルティーナの胸から腹を撫でながら、蜜口へと向かう。

「ぁ、ぁ、だめ、なんかおかしくなっちゃう」

 アルベルティーナの口からそんな言葉が出てきていたが、これくらいでおかしくなってもらったら困る。
 ヴィクトルはアルベルティーナの太股を撫で、内側に徐々に向かった。
 アルベルティーナの抵抗はそれほどなく、股を開いてくれた。
 蜜口はすでにてらてらと輝いていて、濡れているのが分かった。

「濡れてる」
「えっ?」
「すごいここ、光ってる」

 ヴィクトルは蜜口に指を這わせ、撫でた。
 そこはぬるぬるだったが、きっとまだ男を受け入れたことがない場所。
 きちんと解さないと挿入いらないだろう。

 ヴィクトルはゆっくりとアルベルティーナのナカに指を埋め込んでいく。

「ぁ? な、に?」
「アルベルティーナのここにおれのを挿入れるんだよ」
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