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はらぺこ魔王さまのお食事係!【完結】
第7章 【第七話】ウサギとオオカミ
セラフィーナはルードヴィグの肩に手をかけてそう言った後、触れたのが素肌だと気がついて、目を見開いた。
「ルード?」
「なんだ」
「なんで服を着てないの?」
「今からセラを抱こうとしていたからだ」
セラフィーナに指摘されてルードヴィグは脱いだことを思い出したが、今さら着直す気にもならず、そのまま続けることにした。
「セラ、いいか。おまえは自分が思っている以上に必要な人間だ。だからこそ、城の連中は脅威を感じて殺そうとした」
「そんなこと──」
「レンナントとエドヴァルドは、命令されているからではない。セラが必要だから護っているんだ」
「…………」
「それに、俺にはセラが必要だ」
「……美味しいから?」
「それもあるが、……俺もセラのことが、好きだからだ」
ルードヴィグはそう言って、セラフィーナの身体を抱きしめた。
「好きだからこそ、抱きたい。一つになりたい。一緒に気持ち良くなりたい」
「ルード……」
「俺には、セラが必要だ。だれがなんと言おうと、護る」
ルードヴィグはセラフィーナのあごに手を当て、上を向かせると唇を重ねた。
「セラ、ちょっと俺、限界なんだが」
「え?」
「美味しい匂いをさせている【食事】が目の前にあるのに、ずっとお預けで、死にそうなんだが」
「あの、ルード?」
ルードヴィグはセラフィーナをベッドの上に抱き上げると、横たえた。
「難しい話は後だ。落ち着いたらいくらでもセラが必要な存在だと説明するから、今は【食事】をさせてくれ」
「ルード?」
「なんだ」
「なんで服を着てないの?」
「今からセラを抱こうとしていたからだ」
セラフィーナに指摘されてルードヴィグは脱いだことを思い出したが、今さら着直す気にもならず、そのまま続けることにした。
「セラ、いいか。おまえは自分が思っている以上に必要な人間だ。だからこそ、城の連中は脅威を感じて殺そうとした」
「そんなこと──」
「レンナントとエドヴァルドは、命令されているからではない。セラが必要だから護っているんだ」
「…………」
「それに、俺にはセラが必要だ」
「……美味しいから?」
「それもあるが、……俺もセラのことが、好きだからだ」
ルードヴィグはそう言って、セラフィーナの身体を抱きしめた。
「好きだからこそ、抱きたい。一つになりたい。一緒に気持ち良くなりたい」
「ルード……」
「俺には、セラが必要だ。だれがなんと言おうと、護る」
ルードヴィグはセラフィーナのあごに手を当て、上を向かせると唇を重ねた。
「セラ、ちょっと俺、限界なんだが」
「え?」
「美味しい匂いをさせている【食事】が目の前にあるのに、ずっとお預けで、死にそうなんだが」
「あの、ルード?」
ルードヴィグはセラフィーナをベッドの上に抱き上げると、横たえた。
「難しい話は後だ。落ち着いたらいくらでもセラが必要な存在だと説明するから、今は【食事】をさせてくれ」