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はらぺこ魔王さまのお食事係!【完結】
第2章 【第二話】【食事】
 セラフィーナは初めて触れる男性の剛直が珍しく、サワサワと撫でた。

「セラ」
「ん」
「それ以上、触れるな。出る」
「これ、気持ちいいの」

 触れることを止めないセラフィーナに、ルードは段々と息を荒げた。

「はぁ、入れたい……」

 ルードはセラフィーナの手を取ると、前を寛げた。
 飛び出すように出てきた剛直に、セラフィーナは目を見開いた。

「セラ」
「ん」
「直に触ってくれ」
「ぇ?」

 触る?
 セラフィーナは不思議に思いながら、ルードに言われるがまま、直接、触れてみた。
 そこは服越しに触る以上に熱く、柔らかくてかたい。不思議な感触に夢中になった。
 剛直を握り、上下に擦った。

「ぁぁ、気持ち、いい」
「どうすればいいの?」
「そう、そうやって……上下に擦ってくれればいい」

 ルードの剛直の先から、透明な液体が溢れてきた。

「これは、なに?」

 興味津々なセラフィーナの質問に、ルードは熱い吐息をこぼしながら答えた。

「先走りだ。ナカにいれたときにスムーズに奥に入れられるように出てくるモノだ」
「へ-、そうなんだ」

 セラフィーナは反対の手でその透明な液体に触れてみた。思ったよりヌルヌルしていた。

「くぅ、セラっ」
「気持ちいい?」
「はぁ、よすぎだ。もう、出る」

 セラフィーナの手の上からルードの手が握られた。

「もう少し強めに握って」
「こう?」
「そう、俺の手の動きに、合わせて」
「ん」

 ルードに合わせて手を上下に擦っていると、

「くぅ、出……る」

 という声とともに、剛直の先から、白い液体が放出された。
 それはびゅくびゅくと出て、セラフィーナの手を汚した。

「……汚してしまったか、すまぬ」

 ルードの謝罪に、セラフィーナは自分の手を見て、それからルードを見上げた。

「そこの池で手を洗うか」
「ん」

 セラフィーナは名残惜しそうにルードの剛直から手を離し、池に近寄り、しゃがんだ。
 ルードの吐き出した白い液体を水で流して、すっきりしたところで立ち上がった。

「セラ、洗えたか?」
「ん」

 ルードはセラフィーナの手を引き、池の側にある岩にセラフィーナを座らせた。

「お礼をしなくてはな」
「お礼?」

 ルードはそう言うと、セラフィーナのスカートを捲り上げた。

「あっ」
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