この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
瀬音とボクとよしみくん
第12章 病室で○
「ウーッス! 生きてるか? 瀬音っ!」
ノックもせずに、誰かが入ってきた。
ガヤガヤと何人も。
ボクは慌てて、瀬音くんから離れて、近くの椅子に座る。
極限まで高まった鼓動をなんとか落ち着かせ、平静さを装う。
ただの見舞い客のように。
やがて、ベッドのカーテンを開け、男子数人が、はいってきた。
「……うん?」
騒がしさで瀬音くんも目を覚ましたよう。
入ってきた男子たちはボクらの同級生で、瀬音くんと仲の良い人たちだった。
瀬音くんを驚かせようと勢いよくカーテンを開けた男子たちだったが、そこには見ず知らずの女装姿のボクがいた。
「え……誰?」
瀬音くんと、ボクと、男子たちに変な間が。
「んぁ? なんだ?」
瀬音くんは寝ぼけていて、状況がつかめてないみたいだ。
唯一状況を理解するボクだけど、何も言えず、この状況をただ黙ってやり過ごすしかできない。
瀬音くんがケガをして入院をしているところに、女装姿でお見舞いにきたボク。
その姿に驚く男子たち。
男子たちは、みんなボクも知っている人ばかりで、その中には、まさか、有貴くんまでいた。
言い訳しようにも言葉が出ない。
体中から冷や汗があふれ出す。
まさか、こんな女装姿をみんな見られるなんて。
永遠にも感じる変な間が続く。
バレているかな?
ボクが同級生の純だって。
もう、終わりだ。
あぁ、今すぐ帰りたい。
ノックもせずに、誰かが入ってきた。
ガヤガヤと何人も。
ボクは慌てて、瀬音くんから離れて、近くの椅子に座る。
極限まで高まった鼓動をなんとか落ち着かせ、平静さを装う。
ただの見舞い客のように。
やがて、ベッドのカーテンを開け、男子数人が、はいってきた。
「……うん?」
騒がしさで瀬音くんも目を覚ましたよう。
入ってきた男子たちはボクらの同級生で、瀬音くんと仲の良い人たちだった。
瀬音くんを驚かせようと勢いよくカーテンを開けた男子たちだったが、そこには見ず知らずの女装姿のボクがいた。
「え……誰?」
瀬音くんと、ボクと、男子たちに変な間が。
「んぁ? なんだ?」
瀬音くんは寝ぼけていて、状況がつかめてないみたいだ。
唯一状況を理解するボクだけど、何も言えず、この状況をただ黙ってやり過ごすしかできない。
瀬音くんがケガをして入院をしているところに、女装姿でお見舞いにきたボク。
その姿に驚く男子たち。
男子たちは、みんなボクも知っている人ばかりで、その中には、まさか、有貴くんまでいた。
言い訳しようにも言葉が出ない。
体中から冷や汗があふれ出す。
まさか、こんな女装姿をみんな見られるなんて。
永遠にも感じる変な間が続く。
バレているかな?
ボクが同級生の純だって。
もう、終わりだ。
あぁ、今すぐ帰りたい。