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瀬音とボクとよしみくん
第12章 病室で○
瀬音くんがボクを急に抱きかかえて、有貴くんを睨む。


突然のことで、騒ぎかけていたみんなは急に黙ってしまう。


「あ、いや……」


有貴くんは、慌てて言い訳しようにも、しどろもどろだ。


まさか、デートしたなんて、ましてや無理矢理キスをしただなんて口が裂けても言えるはずもない。


ボクはホッとしたような、嬉しいような。


あれ?


でも、なんで、嬉しいだろ?
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